操り人形

操り人形作詞芙神音癒羅　　作曲 TIKUWA

青白く霞む思考は忘却の虚空へ
月の眩しさに君との思い出が消えていく
記憶の破片はただ君を彷徨い求め
一筋の意図に導かれ歩いていく

すでに朽ち果てた体は誘惑の螺旋で
星の輝きを纏う君の姿に魅せられた僕は
決して逃れられない思惑の中で
一筋の意図に感情を奪われた

廃色の視界が映し出す僕の体は君の意図に包まれて
自由のきかない体はただ君の意のままに
廃色の心がいつの間にか僕の中から消えてしまって
声も出せない涙も流せない僕は誰なの

歪な感情に身を任せ舞うしなやかな指先と糸
購う術を知らない僕はきっと死んでいた

廃色の視界が映し出す僕の体は君の糸に包まれて
自由で綺麗な指先にただ僕は焦がれていた
終結の物語が描き出すはずの幕は未だ開かれたまま
生きもできない死にもできない僕は君の人形

永久に君を愛するマリオネット