Kanon外伝 第4章〜思い出の記憶〜

 200X年4月に行われた「思い出は残りますか…」の収録は、非常にハードなものであった。夕方から始まった収録は、日付が変わっても終わらず、全て完了したのは翌朝の6時であった。ヴォーカルはその日の午後に収録されたので、全体では12時間以上も費やされたことになる。そのため、未だにKanon内部では「恐ろしい」記憶として認識されてしまっている。
 ここまで時間がかかったのは、初めて作る本格的な曲なので、様々な要素を詰め込もうと意気込みすぎたことが挙げられる。結果として、収録に大変長い時間がかかることになってしまった。
 また、のあが自らのギターの演奏にこだわり、8テイクもの収録を行ったことも、時間がかかる要因となった。
 こうして完成した「思い出は残りますか…」は、音質が悪いといった問題点も多く含んでいた。しかし、曲がりなりにも初めて曲を今までの半完成品状態から、完全な曲として完成させたということは、Kanonにとって大きな進歩であった。
 また、MTRとパソコンの併用により、作品をCD化することが可能になったことも、同じく大きな進歩であった。この技術は、現在でも重要な技術の一つとなっている。

(続く)



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